ロゴやエンブレムをプリントする時の確認事項と豆知識

スポーツ応援のぼり旗製作所のロゴ

ロゴやエンブレムをプリントする時の確認事項と豆知識

こんにちは!「スポーツ応援のぼり旗製作所(通称:スポのぼ)」です。 

私たちは日々、全国の部活動チーム、クラブチーム、スポーツイベントに向けて「のぼり旗」「応援Tシャツ」「タオル」などの応援グッズを制作しています。

その中でも多くのご依頼をいただくのが、チームのロゴやエンブレムをプリントしたオリジナルアイテムです。ユニフォームの胸元、のぼり旗の中央、応援タオルの両端など、ロゴやエンブレムは「チームの顔」とも言える大切な要素。できるだけ綺麗な仕上がりになるように、私たちも全力で制作しております。

今回は、お客様にご協力いただきたい「データ入稿時のポイント」について、具体例を交えながらご紹介いたします。


なぜ「データの質」が重要なのか?

ロゴやエンブレムの印刷クオリティは、元となる画像データの解像度や鮮明さに大きく左右されます
どんなに高性能なプリンターを使っても、もとの画像が粗い場合は「ぼやける」「ギザギザする」「色が潰れる」など、満足のいく仕上がりになりにくくなります。

これは、のぼり旗やTシャツなどの比較的大きなアイテムに印刷する際に特に顕著です。
小さなスマホ画面では問題なく見えていても、100cm × 180cmののぼり旗や、A3サイズの応援タオルに拡大して印刷するとなると、粗さが目立ってしまうのです.

 

プリントが粗くなってしまう事例

サッカーやバレーボール、バスケットボールなど、様々な競技の練習着・移動着・応援用として活用できます。 吸汗速乾素材を使用しており、長時間の着用でも快適。チームカラーやマークをフルカラーでデザイン可能です。 もちろん名前や背番号も入れられるので、オリジナル性抜群!

① 試合中の写真をスクショ → 拡大してロゴ部分だけ送付

例:
「試合中に撮影した画像をスマホでスクリーンショット → ロゴ部分をトリミングして送信」

→この場合、画像の解像度が極端に低く、デザインの再現が非常に困難です。
さらに、選手の動きや背景により、ロゴが斜めになっていたり、光が反射していたりするため、正確なロゴ再現が難しいという課題もあります。

このような画像からロゴを再現しようとすると、どうしてもぼやけたり、エッジがギザギザになったりします。
また、デザイナー側でのトレース作業(ロゴの再作成)にも時間がかかるため、納期にも影響が出てしまいます。

② しわ・影のある状態で撮影された写真

例:
「チームのTシャツに入ったロゴを、着用したままスマホで撮影した画像」

→この場合、布のしわ光の加減でできた影によって、ロゴの輪郭が正確に読み取れません。
Tシャツの生地が曲がっていたり、ロゴが斜めに見えたりして、歪んだ状態でデザインを復元することになり、仕上がりが崩れてしまうリスクがあります。

③ SNSアイコンのスクリーンショット

例:
「Instagramのアイコンをスクショ → その画像を入稿データとして送付」

→SNSのプロフィール画像などはサイズが非常に小さく、しかも圧縮されて粗くなっているため、プリント用としてはほぼ使用できません。
小さい画像を無理に拡大すると、ブロックノイズやぼやけが目立ち、色味も変わってしまうことがあります。

 

ベストなご入稿パターンはこれ!

では、どのようなデータをお送りいただければ、綺麗な仕上がりになるのでしょうか?
以下が、**スポのぼ側で最もありがたい「理想の入稿データ」**です。

◎ PNG、JPEGなどの画像ファイルで、ロゴやエンブレムのみを切り出したもの

・背景が白または透明で、ロゴ部分が鮮明に写っている
・解像度(画像サイズ)が大きい(例:2000×2000px以上が理想)
・色の滲みや歪みがない

◎ 実物をスマホで撮影する場合は…

ロゴ入りの実物(Tシャツやタオルなど)を撮影して画像を送る場合は、以下のポイントを押さえてください。

床や机の上などにきれいに広げる(しわが無いように)
真正面から垂直に撮影する
・太陽光や室内照明をうまく活用し、影ができないように工夫
・できるだけ高画質で撮影(設定で「高解像度」に)

 

◎ Illustrator(.ai)やPDFなどのパスデータが最強!

さらに理想的なのが、ロゴやエンブレムのパスデータです。

・.ai(Adobe Illustrator形式)
・.eps(汎用ベクター形式)
・.pdf(ベクター情報を含むもの)

 

これらのデータは、拡大・縮小しても画質が劣化しないため、大型の印刷物に最適です。
しかも、デザインの輪郭がシャープに保たれるため、最もきれいに仕上がります。

制作会社やデザイナーがロゴを作成した際に、この形式で納品されていることが多いので、ぜひお手元を探してみてください。

それでも画像が用意できない時は?

「そもそも画像データがない」
「前任者が作ったままで、何も残っていない」
「Tシャツに入ってるロゴしか存在しない」

そんな場合でも、できる限りサポートいたします
ただし、ロゴの再現にはお時間をいただく場合があり、また色や細部についてご確認をお願いすることもあります。

そのため、納期に余裕をもってご相談いただけると大変助かります

よくあるご質問(FAQ)

Q. ロゴの色が微妙に違う気がするんですが?
→お客様のモニター・スマホの画面と印刷物では、色味に若干の違いが出る場合があります。特にパソコン・スマホで見るRGBカラーと、印刷で使用するCMYKカラーでは表現できる色域が異なるため、若干くすんで見える場合もあります。

Q. スマホで撮影した画像でも絶対に使えないですか?
→条件を満たしていれば問題なく使用できます。上からしっかり撮影し、影や歪みがないよう注意していただければ大丈夫です。

Q. ロゴの色が1色でも印刷できますか?
→もちろん可能です。フルカラーでも、モノクロでも、単色プリントにも対応しております。デザインに合わせてご提案いたします。

 

綺麗な仕上がりは、お客様との連携から!

ロゴやエンブレムは、応援グッズにとって大切な「シンボル」です。
だからこそ、できるだけ高解像度かつ正確なデータをご提供いただくことが、最高の仕上がりへとつながります。

私たちスポーツ応援のぼり旗製作所では、ひとつひとつのアイテムに心を込めて制作しております。
お客様との丁寧なやり取りの中で、ベストなものを形にすることが何よりの目標です。
ご不明点や「この画像でも大丈夫?」というご相談があれば、お気軽にご連絡ください。